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01日 2021年 02月

頭を打った時

頭部外傷には様々な原因があり、

その外力の程度や打撲部位・方向により頭蓋内に多彩な病変が発生します。

外傷の原因として転倒や転落・事故・スポーツ・災害等が挙げられ、

加わった外力の強さと方向によっては首を中心に回転力が加わり、

頭蓋骨と脳とのずれ生じるため打撲部位と同時に反対側にも脳損傷をきたします。

更に、回転力で脳幹と大脳表面とのずれをきたすと複雑な損傷をきたします。

本人が受傷原因を覚えていないことも多く、

目撃者に聞かないと分からないこともしばしばあります。

救助される人に注意していただきたいことは、

受傷後に意識消失やてんかん症状がある時にはその程度と時間経過が予後に影響しますので、

時間経過の記録とともに通報が必要です。

また、意識消失やてんかん症状をきたした場合には

救急搬送依頼と同時に受傷者の口を下にした側臥位が望まれます。

たとえ口や鼻から血が出ていても指を入れたりハンカチ等で押さえないことです。

むやみに起こしたり顔をたたいたりもしないでください。

受傷直後に自分で起き上がることができれば一安心です。

ただし、外傷性健忘をきたしていることもありますので直立姿勢や

上肢の水平位保持・片足立ち・屈伸運動を繰り返すことが可能かを確認してください。

本人が普通に動作・会話ができるときでも自覚症状が強ければ受診を勧めて下さい。

受傷原因には心臓発作やてんかん発作、自律神経調節障害に伴う失神発作もありますので、

仮に短時間で回復されたとしても必ず精密検査が必要です。

受傷者は一見意識清明と見えていても実はそうでないときもあります。

まずは声掛けで生年月日や当日の日付を確認してください。

外傷性健忘・脳震盪といえる症状の場合、一見動作は普通にできているけれど、

後で聞くと何も覚えていないこともよくあります。

ラグビーや柔道競技ではスポーツ医学の進歩と共にしばらくの安静が必要としています。

外傷後、打撲部位の痛みだけでおさまり、

日常行動ができる様であれば自宅で経過を見られるのが良いと考えられます。

しかしながら、時間経過とともに受傷部位以外に痛みが広がり嘔吐も伴う様なときには受診してください。

また、受傷後元気にしていても次の6つのことがあれば受診してください。

①    吐き気や嘔吐が始まる 

②ボンヤリしてうつろな表情や眠りがちになる 

③子供などで多いですが顔面蒼白になってぐったりして元気がなくなる、

ただし機嫌よく遊んで食べることができればむやみに受診する必要はありません 

④手足のしびれと動作が鈍くなる 

⑤高熱やけいれん発がを生じる 

⑥視力低下や物が二重に見える

なお特に、中高年の方では、軽微な外傷であったとしても、

受傷後1~4ケ月間に上記の症状が出るときには検査受診が必要です。

また、いずれにしても受傷時元気であっても2~3日は充分に注意が必要です。

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