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12日 2018年 09月

格闘技の「ダウン」は脳が起こす現象

ボクシングや柔道などの格闘技で、選手がダウンすることがあります。

特にボクシングはダウンを奪うことを目的としたスポーツなので、

ダウンをして10秒立ち上がることができなければ

その場で勝負が決まりますし、

判定においてもダウンを奪ったことが加算されます。

このダウンというのは、

自分が経験していなければ不思議に映るのではないでしょうか。

あんなにフラフラになって、

10秒も立ち上がれないことがあるのか、というわけです。

このダウンという現象は、脳が引き起こしています。

脳震盪(脳しんとう)という言葉をお聞きになったことが

ある方は多いと思いますが、

脳が激しく揺さぶられたりすると神経が切断され、

フラフラになったり立ち上がれなくなったりします。

自分では意識があって立ち上がろうと思っているのに、

神経回路がつながっていないことで力が入らず、

意図しない方向に倒れてしまったりするのです。

脳震盪は一時的な現象なので、

時間が経てばちゃんと立てるようになりますし、

フラフラした状態も元に戻ります。

しかし、これを何度も経験するのは脳神経外科医として

決して良いことだとは思いません。

脳震盪によるダメージは完全に消えるわけではなく、

修復をしても積もり積もったダメージがやがて悪影響を及ぼすからです。

代表的なものに、ボクサーの「パンチドランカー」があります。

何度も殴られることによって脳震盪を繰り返すと、

やがて修復できないダメージが残ってしまいます。

しかもプロのボクサーが繰り出す破壊力の大きなパンチを頭に受けるため、

それが傷となって残ることは想像に難くないでしょう。

そのためにボクサーは練習の時に分厚いヘッドギアをつけています。

これはもちろん、練習で繰り返し顔や頭にパンチを

受けるため脳震盪にならないように頭を守るためです。

他のスポーツでも然りですが、こうした保護具を

ちゃんとつけることはその後の競技者人生だけでなく、

人としての人生にも大きな影響を及ぼすことを認識していただきたいと思います。

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