四肢の麻痺・脱力

ゴルフのプレー中に手のしびれや、足がもつれるといった症状があれば、「一過性脳虚血発作(TIA)」の可能性があります。特に、ゴルフなどストレスやプレッシャーのかかるプレー中に起こりやすいといわれています。一過性脳虚血発作が起きるとそのまま脳梗塞に至るケースが非常に多いため、もしこのような症状が出た場合は、できるだけ素早い検査そして治療が求められます。手足のしびれのほかにも、めまいやろれつが回らないなどの症状が見られた場合も、早期に検査を受けられることを強くおすすめします。

手足のしびれ

一過性脳虚血発作とは

脳梗塞と同様の症状が現れるものの、24時間以内に症状が完全に消失することを言います。代表的な症状は、片側の手足が動かなくなったり、急に言葉がしゃべれなくなるのですが、片目が見えなくなったり、視野の半分が見えなくなるといった目の症状が出現することもあります。多くのケースでは数分から数十分程度で、長くともほとんどが1時間以内には消えます。もし1時間を超えると、脳梗塞のリスクがさらに高まってしまうため、1時間を超えても症状が消失しない場合は緊急入院する必要があります。

しゃべれない
※注意

危険なのは症状が良くなったから、もう病院には行かなくていいだろうと思ってしまうことです。

一過性脳虚血発作の3つの原因

血栓によるもの

動脈硬化により頸部や脳内の動脈にできた血栓が、脳の血管を詰まらせることが原因となります。一過性脳虚血発作の原因としてこれはとても多く、一過性脳虚血発作患者全体のうち約3分の2程度の割合になります。

心臓が原因になるもの

心房細動という不整脈や心臓疾患が原因となり、心臓にできた血栓が脳に流れていき、脳血管を詰まらせることにより起こります。一過性脳虚血発作の原因の残りほぼ3分の1がこれになります。

血圧が急激に低下するもの

血圧低下が原因となることは稀ですが、太い動脈に高度の狭窄や閉塞がある状態で急激な血圧の低下が起きると、脳の血流が大きく下がって一過性脳虚血発作が起こることがあります。

一過性脳虚血発作の危険性

一過性脳虚血発作になると、5年以内に約30%の方が脳梗塞になるといわれています。また、そのうち3ヶ月以内には約15%の方、2週間以内には約10%の方が脳梗塞を起こします。そして2週間以内に脳梗塞を起こした約10%の方のうち、3割の方は24時間以内に発症しています。つまり5年以内よりも3ヶ月以内、3ヶ月以内よりも2週間以内、2週間以内よりも24時間以内と、一過性脳虚血発作は発作を起こした直後ほど危険な状態であるということです。特に一過性脳虚血発作を起こしてから48時間以内は非常に危険だと言われており、早急に脳卒中専門医を受診する必要があります。

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