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23日 2017年 01月

生活習慣病と認知症の関係について

生活習慣病といえば、偏った食事、運動不足、喫煙、
過度の飲酒、過度のストレスなど、好ましくない習慣や
環境の積み重ねが原因です。
死亡原因の60%以上が生活習慣病によるものとされています。
高齢者の生活習慣病は増え続けており、
認知症と大きく関連している事も分かってきました。

認知症の中でも1位はアルツハイマー病で2位は血管性認知症です。
血管性認知症は、脳の血管の一部が詰まったり、破れたりすると、
その血管が担っていた部分の脳の神経細胞が障害を受け
その神経細胞が担っていた機能が失われてなる病気です。
高血圧、糖尿病、脂質異常症などに対する予防や
治療が進んだため減少してきましたが65歳未満発症の
若年性認知症の原因疾患としては最も多く、約40%を占めます。
最近の調査では、高血圧の方は正常血圧の方と比べると脳血管性認知症の
リスクが2倍にも3倍にもなることがわかりました。
2型糖尿病は、血管に障害を起こし脳血管性認知症とも関わりがあると
されていますが、アルツハイマー型認知症になるリスクも高いとも言われています。
そして糖尿病の人の発症リスクは、血糖値が正常な人より
2倍以上も高くなっている事も明らかになっています。

・肥満で2倍
・高血圧症で2倍
・脂質異常症で2倍
3つをあわせ持つメタボリックシンドロームは、
認知症の発症率が6.2倍に上昇したと報告されました。
したがって、メタボリックシンドロームの予防・改善は
認知症や若年性アルツハイマー病の予防にも大変有効です。

生活習慣病といった基礎疾患を一つ一つ減らすことで、
認知症や若年性アルツハイマー病の予防・治療に効果が
あることが数々の研究からも分かっています。
つまり、これらに留意して運動・睡眠・食事といった
生活習慣を今一度見直していただければと思います。

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13日 2017年 01月

認知症予防のために、軽度認知障害を早期発見する血液検査

だれしも加齢に伴い認知機能は衰えていきますが軽度認知障害とは、
どういう状態かというと例えば下記の症状がそれにあたります。
・記憶障害の訴えが本人または家族から認められている
・日常生活動作は正常
・全般的認知機能は正常
・年齢や教育レベルの影響のみでは説明できない記憶障害が存在する
・認知症ではない

軽度認知障害(MCI)とは、正常と病気の間の段階のことです。
いわば、軽度認知障害(MCI)は認知症の予備軍です。
現在、軽度認知障害(MCI)の疑いがある方は、
日本で約5百万人にも上ると言われています。
軽度認知障害(MCI)を放置すると、認知機能の低下が続き、
5年間で約50%の人は認知症へと進行すると言われています。
早期診断によって適切な治療を受ければ、
認知症の発症を防ぐことができます。
そのため、軽度認知障害(MCI)の段階で発見することが、
認知症の予防には重要となります。

認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)の兆候を
早期に発見できる血液検査があります。
アルツハイマー病の原因である物質の蓄積を間接的に評価することで、
軽度認知障害(MCI)のリスクを調べます。
また、アルツハイマー病の発症に関連する遺伝子を
調べる遺伝子検査も同時に行えます。
1回の採血で同時に検査することができます。

認知症は生活習慣病のひとつと考えられるようになりました。
生活習慣病は、生活習慣の改善や早い段階での介入によって
その発症時期や症状の進行を遅らせることができます。
予防のために重要なことは早期発見。
「MCIスクリーニング検査」「APOE遺伝子検査」は、
認知症の早期発見を手助けする検査です。
もし少しでも「おかしいかな?」と気になったら、
早めに医療機関を受診しましょう。

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03日 2017年 01月

高齢者の交通事故多発による道路交通法改正

最近では、認知症のドライバーによる交通事故がよく報道されています。
このような状況を踏まえて、来年2017年3月から
改正道路交通法が施行されることになりました。

平成27年末時点で75歳以上の人口は、約1,800万人です。
その約4人に1人にあたる約480万人が運転免許を保有しています。
運転免許証の更新期間が満了する日の年齢が75歳以上のドライバーは、
高齢者講習の前に認知機能検査を受けなければならないこととされています。
認知機能検査は、教習所等で受けることができます。
認知機能検査の結果が悪かった場合、医師の診断書を提出することになります。

信号無視や一時不停止などの特定の交通違反を更新の前に
行っていた場合または更新後に行った場合は、警察から連絡があり、
この場合も医師の診断書を提出することになります。
認知症であると診断された場合には、免許が取り消されます。
2015年の65歳以上の方の自主返納は約28万件でした。

特定の交通違反とは以下になります。
・信号無視   ・通行禁止違反    ・通行区分違反(右側通行等)
・通行帯違反  ・進路変更禁止違反  ・転回・後退等禁止違反
・踏切不停止  ・しゃ断踏切立入り  ・指定通行区分違反
・一時不停止  ・交差点優先車妨害  ・優先道路通行車妨害
・徐行場所違反 ・横断歩行者等妨害  ・交差点安全進行義務違反

認知症検査にはどんな検査をするかといいますと、
脳が委縮していないか、血流が落ちていないかなど
MRI検査で脳を調べることになります。

認知症と診断されると運転免許が取り消しになりますが、
不幸な交通事故を無くすためにはやむをえないことでしょう。
しかし、日本ではまだまだ車がないと生活ができない場所もあり、
そのような方からいきなり免許を取り上げることにも抵抗があります。

円滑な運転中止のためには、早めに医療機関を受診し、
正確な診断を受け、原因疾患を明らかにすることが大事です。
認知症でも疾患により運転への影響の表れ方が違います。
自分では気が付かない間に、頭も体も衰えていくものです。
現状を受け入れ、自分の安全、人の安全を考えることも必要です。

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21日 2016年 12月

一過性脳虚血発作は脳梗塞の警告。併発する恐ろしい病気

脳卒中の一つである脳梗塞は認知度の高い病気ですが、

一過性脳虚血発作はあまり知られていません。

しかし、一過性脳虚血発作は脳梗塞を併発する可能性が極めて高い、脳梗塞の警告なのです。

初期症状としましては、
・言葉が出なくなる
・ろれつが回らなくなる
・口をうまく閉められなくなる
・顔がゆがんで口元がしびれた
・片側の手や足がしびれた
・片方の目に膜がかかったように見えなくなる
・半身が脱力して倒れそうになった
・視野が狭くなる
・目の焦点が合わなくなる
・物が二重・三重になって見える
・人の言うことがうまく理解できない
・思ったように文字が書けない

脳梗塞の恐ろしさは致死率の高さもそうですが、

脳梗塞患者のほとんどがなってしまう後遺症も怖いものです。

片麻痺や言語障害、意識障害などで寝たきりになってしまう可能性も高いのです。

※一過性脳虚血発作についてはコチラ

※脳卒中・脳梗塞のページはコチラ

11日 2016年 12月

その突発性難聴、本当にそう?

難聴や耳鳴りで耳鼻咽喉科で突発性難聴と診断されて、

本当の原因の聴神経腫瘍とわかるまで3年...そんな話を良く耳にします。

聴神経腫瘍は良性の腫瘍で他の臓器に転移したり、

1~2ヶ月で大きくなったりはしませんが、

診断に3年もかかるとその分腫瘍が大きくなり手術も大変です。

大きくなると脳を圧迫し、歩行障害や意識障害などをきたし、

最終的には、生命にかかわってくる病気です。

通常は、ウィルス性難聴や血管障害による難聴を疑います。

それでも診断がつかない場合にMRI検査を行い、

聴神経腫瘍など全ての可能性を排除しても原因がわからない時、

初めて突発性難聴という診断にたどりつきます。

聴神経腫瘍は、遺伝子異常および遺伝性が明らかにされています。

もし血縁者に聴神経腫瘍の既往歴がある場合は、

数年おきにMRI検査をすることをおすすめします。

※聴力障害・耳鳴りのページはコチラ

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