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10日 2018年 05月

多くの人を悩ませる片頭痛、単に痛いというだけで終わらせるとリスクも

歌手の研ナオコさんが、長年にわたって片頭痛に悩まされていることを告白、

そのための本格的な療養をしたことが話題となりました。

その時に「橋本病」という一般的にあまり聞きなれない病名が

飛び出したことは、私の興味を引きました。

橋本病とは甲状腺の働きが悪くなる病気で、強い倦怠感や体の冷えなどを伴うため、

研ナオコさんはこのせいで相当つらいこともあったと推察します。

今回の研ナオコさんの件で思ったことがあります。

それは、やはり片頭痛の裏には何か病気が潜んでいる、ということ。

片頭痛といっても、実に色々な種類があります。

ズキズキと痛むものや、ガンガンと痛むもの、これだけでも痛みの種類が違いますし、

ハンマーで殴られたような激痛を伴うものもあります。

どれをとっても頭痛そのものがとても苦痛なので気にならないはずはないのですが、

どうしても片頭痛の方は「自分は片頭痛持ちだから」として痛いこと自体は気になるものの、

その原因まではあまり気にしない傾向があります。

先ほどの橋本病は慢性疾患なので直接死に至るような事態になることはないでしょうが、

脳神経外科医として最も気になるのは、やはりくも膜下出血です。

くも膜下出血の主な症状は、強い頭痛です。

しかも今まで経験したこともないような、

「もしかして死ぬのでは?」と恐怖を感じるほどの強い頭痛が襲ってきます。

中にはその痛みが強すぎて失神してしまう人もいるほどです。

こう書くと、強い頭痛の時だけが怖いというイメージにつながってしまうのですが、

くも膜下出血の頭痛は必ずしもそうではないところが厄介です。

特に片頭痛持ちだという自覚がある人は、「また頭痛が来た」と思ってしまうので、

その頭痛がいつもの頭痛なのか、今回だけは違うものなのかが判断しづらいのです。

くも膜下出血と診断された方の多くは、「まさか、自分が」という感想を口にされます。

頻繁にやってくる頭痛が、まさか他の病気だとはなかなか思いにくいものです。

片頭痛を持っている方は、頻繁にやって来る頭痛に悩まされていることと思います。

しかし、その中に特別な頭痛が混じっていると大変なので、

「またか」と思うだけでなく、

「今回もいつもと同じか?」と自分で一度確認してみる機会を設けてみてください。

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