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02日 2018年 04月

タバコが脳に悪いと言われる理由を医師の立場で語ります

ここ最近、タバコに対する風当たりが実に厳しくなっています。
公衆の場所は禁煙が当たり前ですし、新幹線でも喫煙できる車両がどんどん少なくなっています。
愛煙家に言わせると「そこまでしなくても」という迫害意識も当然あるかと思いますが、
やはりタバコは百害あって一利なしというのが医師としての見解です。
脳の医療に関わる身として、なぜタバコが良くないと言われるのか少し解説したいと思います。
ご存知のように、タバコにはニコチンという嗜好物質が含まれています。
ニコチン中毒という言葉があるほど依存性が高い物質で、
愛煙家のほとんどはこのニコチンによる快感を楽しんでいます。
しかしニコチンには血管の収縮や、そこから派生する心拍数や血圧の上昇をもたらします。
愛煙家のほとんどは1 日に20 本以上のタバコを吸うと思いますが、
1 日に20 回以上この状況が起きるのは、脳にとって極めて不健康です。
その結果として脳卒中のリスクが数倍に跳ね上がることになります。
それともうひとつ、タバコによる弊害で見逃せないのが一酸化炭素です。
タバコの先端には火がついていますが、炎のようにメラメラと燃え上がることはありません。
「いこっている」状態なので、メラメラを燃えている時よりも不完全燃焼で発生する一酸化炭素が多く生じます。
ストーブなど暖房時に換気をしなかったことで一酸化炭素中毒になってしまい、
人が亡くなる事故が起きることがありますが、タバコの先端ではそれに近いことが毎回起きているのです。
それを吸い込むと酸素の運搬が阻害されるので、結果として酸欠になります。
酸欠になると動脈硬化や脳の機能低下が起き、やはり脳卒中の発生リスクを数倍高くします。
愛煙家の方々にとっては、「そんなこと承知の上で吸っている」と思われることだと思いますが、
脳卒中を引き起こしてしまうとご自身だけの問題では済まなくなります。
予後が悪ければ後遺症が残って、介護を必要とすることになるかも知れません。
そうなると仕事を続けられなくなるばかりかご家族にも影響を及ぼすことになるので、
そこまでのリスクを考慮された上で喫煙の是非をお考えいただければと思います。

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