ブログ

20日 2017年 11月

ご存知ですか?一人酒という「リスク」

このブログではさまざまな依存症についても書いてきていますが、

今回は依存症の中でも国民病といっても良いほど依存症人口が多いアルコール依存についてです。

アルコール依存の怖いところは、アルコール自体がごくごく身近なところにあって

手軽かつ安価に手に入れられることです。

比較の対象にはなりませんが、違法薬物などの依存だと薬物を手に入れること自体が簡単ではないので、

その難しさゆえに依存が進行しないという一面もあります。

ただ、法律で禁止されるほど依存性が強いので少量でも人間を破壊する力は強いのですが。

アルコールは未成年者でなければ誰でも買えて、しかも安価です。

スーパーやコンビニといった身近なところあふれるほど並べられているので、数百円もあれば買えてしまいます。

ここで問題になるのは、一人酒です。

一般的にお酒は複数の人とのコミュニケーションのために飲むことが多く、

この場合はアルコール摂取が目的ではなくコミュニケーションが本来の目的です。

それを円滑にして楽しい気分を増幅するためにお酒があるという位置づけなので依存しにくいのですが、

一人酒は同じものを飲んでいても全く意味合いが異なります。

一人酒をストレス解消やちょっとした気分転換として楽しんでいるうちは良いのですが、

飲酒量が徐々に増えてくると危険信号です。

徐々にそれがお酒を嗜むという習慣ではなく、アルコール摂取という手段に変わっていきます。

一人酒を習慣にしている方は、一人だからといって徐々に量が増えていっていないか、

セルフチェックをしてみてください。

10日 2017年 11月

怒ったりイライラすると血圧が上がる理由

人は怒ったりイライラしていると、「血圧が上がる」と言われています。

あまりにも一般的に言われていることなので本当なのかと

思われる方もおられるかも知れませんが、これは事実です。

怒っている、イライラしているという事実だけが血圧を高くするのではなく、

いわゆる興奮状態になると血圧が上昇します。

これは生物学的に見ても真っ当なことで、目の前に敵がいるなど

臨戦態勢に入らなければならない時には興奮状態になり、血圧が上昇します。

血圧が上昇するということは全身の隅々にまで活発な血流が届くので、戦いやすくなるというわけです。

逆に、リラックスしている時は血圧が下がります。

血圧検査の時に血圧が一時的に高すぎる場合に深呼吸すると良いとされていますが、これも事実です。

血圧はちょっとしたことで上下しているので、興奮すれば上昇し、リラックスすれば下がります。

この血圧変動に関わっているのが、交感神経と副交感神経です。

交感神経が活発になると人は興奮状態になり、逆に副交感神経が活発になると人はリラックスします。

これを、それぞれの「優位」と表現します。

怒って血圧が上がっている時は交感神経優位で、リラックスしている時は副交感神経優位です。

こうした仕組みを理解しておくと、血圧が常に高くなってしまう生活習慣を改めることができます。

血圧が高いままだとくも膜下出血など怖い病気の原因になるので、

できるだけ副交感神経優位になる時間を作るようにしましょう。

副交感神経優位になりやすい行動は深呼吸、適度な運動、入浴、その他リラックスできる行動全般です。

マッサージやアロマなども良いとされています。

癒される時間を多く持てる人は、脳も健康なのです。

01日 2017年 11月

二所ノ関親方(元大関若島津)の事故が示す糖尿病の怖さ

先日、元大関若島津で現・二所ノ関親方が路上で倒れているのが発見されました。

倒れた時に路面に頭を強く打ちつけているようで、現在の病名は脳挫傷です。

脳挫傷は頭を鈍器で強く打たれた時と同じ怪我なので、それで意識不明になっているのは、

相当打ちどころが悪く、なおかつ衝撃が強かったものと思われます。

問題は、親方がなぜ路上で倒れることになったのか、という点です。

一説によると親方が以前から患っている糖尿病の合併症で脳卒中を起こし、

それで倒れたところで頭を打ったという話もあります。

仮に人がバランスを失って倒れたとしても、

本能的に頭を守ろうとして手で覆ったりして衝撃を和らげようとします。

しかし現実は無防備に頭を打っているようなので、

すでに倒れた時点で意識がなかったか、十分ではなかったのでしょうか。

この記事執筆時点では小康状態とありますが、まだまだ予断を許さない状況が続くでしょう。

ここで改めて取沙汰されているのが、親方が長きにわたって患ってきた糖尿病です。

糖尿病の合併症で脳卒中になったのであれば、糖尿病自体もかなり悪かったことが予想されます。

当院で治療を受けている患者さんの中には糖尿病の方も多く、

糖尿病が悪くなったことで合併症として脳梗塞や脳出血などを

引き起こしてしまったという症例がとても多く見られます。

糖尿病は万病のもとと言われますが、脳の健康のためにも糖尿病に対するケア重要であると改めて思い知らされます。

19日 2017年 10月

梗塞の治療時間を倍程度に延ばせる画期的な発見

脳梗塞だけではありませんが、脳の病気は時間との戦いになるものがとても多く、

時間が経ってしまったばかりに助かるものも手遅れになってしまうことは珍しくありません。

命に関わる病気なのでそのまま命を落としてしまうこともありますし、

一命をとりとめたとしても後遺症が残ってしまってその後の

QOL(=生活の質)を著しく低下させてしまうことも多々あります。

この「時間」をどうしにかできないかというのは、医療界に共通する願いです。

あと1時間あればできることはたくさんあるのに、というわけです。

そこに、ひとつの朗報がありました。

新潟大学の研究グループが、脳梗塞の治療可能時間を何と8時間にまで延長できる可能性を見出したのです。

現在、脳梗塞の治療可能時間は4時間程度だとされています。

tPA血栓溶解療法と呼ばれる治療法が有効であるとされているのですが、

この4時間以内という治療時間の短さゆえに手遅れになることが多く、

脳梗塞を発症した人のうち治療の有効性が認められる人は5%にも満たないのが現状です。

それが倍になるのですから、これは画期的なブレイクスルーです。

治療可能時間が倍になると助かる人の確率が倍の10%になるということではなく、数倍以上の効果が期待できます。

脳の病気は死に至ることも恐ろしいですが、先述のように後遺症に悩む方が多いのも厄介な部分です。

そこに光が当たることは脳の健康に関わる当事者として、大いに期待したいところです。

09日 2017年 10月

認知症の改善に水素が役立つって本当?

認知症はひとたび発症してしまうと、良くなることはなくどんどん症状が悪化することに多くの方が不安を感じています。

アルツハイマー型の認知症は進行を遅くすることができる薬などが続々と開発されていますが、

サプリメントなど日常生活の中でできることはないのでしょうか。

認知症の改善に効果が期待できる成分として、水素が注目されています。

体内の活性酸素は体を錆びさせることで老化を進める厄介者として知られていますが、

認知症の人に多く見られる脳の「老人斑」を水素が除去してくれることが分かっています。

薬ではないのですぐに効果が出るというわけではありませんが、

年単位で摂取すると認知症の症状が緩和したという報告もあります。

老化を進める悪性活性酸素や「老人斑」の除去に水素が役立つということは、

認知症が発症した後だけでなく、予防にも役立つと考えるのが自然です。

実際に水素を使った多くのサプリメントが認知症予防を謳っており、

アンチエイジングの分野でも水素がちょっとしたブームになっています。

水素の他にもオメガ脂肪酸や山芋の成分であるジオスゲニンなど、

認知症の緩和に役立つとされる成分の研究をどんどん進んでいます。

それだけニーズに高い分野なので今後もさまざまな成分を使ったサプリメントが登場するでしょう。

先ほども述べましたが、あくまでもサプリメントは栄養補助食品という「食べ物」です。

薬ではないので効果を期待しすぎるとガッカリすることにもなりかねないので、

長く続けて改善すれば儲けものというスタンスでちょうど良いと思います。

認知症には生活習慣病が深く関わっているので、やはり認知症の予防やケアは生活習慣病のケアが最も大切です。

栄養のバランスや適度の運動などは生活習慣病だけでなく脳にも良い効果をもたらすので、

「体はひとつにつながっている」という意識を常に持って、脳がいつまでも元気でいられることに関心を持ちましょう。

12345678910Next

脳ドック のご予約はコチラ。 予約 の状況、 時間帯にもよりますが

MRI検査・頸動脈エコー検査共に、当日予約もお受けしております。お気軽にお問い合わせ下さい。
【電話受付時間】平日 9:00 - 17:00 / 土曜日 9:00 - 12:00 / TEL:078-261-3533
※中休みは無く診療しております。
WEBフォームからは、24時間ご予約が可能です。

料金 23,000円 (税込)から。 コース内容は コチラ>>>